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2022.07.24

2拠点生活のリアル(後編)

当社取締役の北村は、2013年より現在まで2拠点生活(東京と十勝)を続けています。

本記事では、北村の2拠点生活のきっかけやその生活で得たこと・2拠点生活のメリットデメリット等、北村の手記により、2拠点生活の裏側を赤裸々にご紹介させて頂きます。

題して「2拠点生活のリアル」!
今回は前編に引き続き、後編をお送り致します。

◇前編はこちらから
https://dialogueforeveryone.com/2022/06/20220628/

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東京と北海道帯広市の2拠点生活10年目、最もかかる費用は「家賃」と「交通費」です。 私は自分が生涯、この2つに払ってきた金額を考えるのが一番嫌いです(笑) 普段、お金のことはあまり人に話しませんが、今回はせっかくの機会です。何故ならそこが一番リアルな障壁だからです。  
そしてここを補って余りある、2拠点のメリットにも触れさせていただきます。

 

2拠点生活の最大課題~家賃〜

前編にも書かせていただきましたが、東京はシェアハウスからスタートした私の2拠点生活。次は「友人宅に1部屋間借り」をさせてもらいました。  

どちらも変わらないように感じるかもしれませんが「基本家具が増える(ベッド、机、エアコンなど)」という意味では、私にとってステップの意味がありました。 シェアの4年+間借り1年でお金を少しずつ貯めた後、ついに東京で2拠点用の家を借りることに!これに伴い家賃は、8万→10万→17万と着実にアップ(+事務所が18万円)。しかし、このステップがあったからこそ、家賃負担に耐えられる収入構造ができ、家が狭くても気にならずミニマムな暮らしでよい…と思える自分がいます。 

ここは大切なポイントなのですが、2拠点生活では、片方をミニマムにしても十二分に楽しむことができるのです。私はコロナをきっかけに、更に東京の事務所を自宅兼にまとめました。  

さて、北海道にUターンする前、東京に住んでいた私が購入した自宅は3LDK、90㎡。家賃に換算すると35万円は下りません(毎月のローンも約25万円以上払っていました*現在は売却済)。これに対し、北海道帯広市にある今の家は、駅から徒歩5分、1LDKで68㎡、家賃はたったの6.8万円です。現在東京で借りている家をプラスしても、東京で所有していた家1軒分と負担額は変わらないのが現状です。 東京メインで既に家のローンが終わっているとするなら、地方の家は5万円代から1LDK物件が借りられます。ここに光熱費、交通費(カーリース)等を加わえると、月のランニングコストは10万位というところでしょうか?シェアハウス、Airbnb、長期レンタル、移住体験住宅などを利用するともっとコストは抑えられると思います。

 

第2の問題!交通費

 

2番目の問題は交通費です。

これについては、もう本当にどうにもならない実費経費です。 この数年「月の前半を東京、後半を北海道」と期間を固定して月に1回行き来をしています。

幸いなことにテレワークが当たり前になり、どこでも仕事はできますから、自分のスケジュールが決れば事前予約の「早割」が使いやすくなります。 一番安くて片道11,000円。夏休み・年末年始は値段が最安値30,000円前後となるため、この期間は貯めていた「マイル」で早めに予約します。LCCが飛んでいればそちらを利用することもあります。 「せこい!」と言われようとも、交通費については涙ぐましい努力をしていると自分でも思います。

できるだけショッピングは航空会社の提携カードを使ってマイルを効率よくため、必要な時にマイルでフライトするようにしています。もう少し国内交通の費用が海外並みに安くなってくれるとよいのになぁ…と願うばかりです。 

生活費のリアル

 

一番違うのは、生活費です。

特に食費は大きく変わります。 例えば、野菜1000円分の価格比較をしてみましょう。私は自分の食環境にかなりうるさい方なので、食材にもこだわりがあります。同じ基準で、北海道・帯広と東京を比較すると、下記の通りの大きな差があります。しかも、左の野菜は農家さんがとれたものをその日のうちに持ってきてくれたもの。この味と鮮度の差は、お金に代えがたいものがあります。

卵は特にこだわりが強く、東京では気に入ったものを手に入れようとするとこんなにも差が出てしまうのです。健康的な食材が、将来の自分の健康を作っていくと考えると、良い食を選ぶ=自己投資となります。 農場を訪ね、餌や飼育方法を確認し、ようやく見つけた信頼できるものはこんなにも差があります。

また、帯広では農家さんの畑を借りた「家庭菜園の会」にも入っています。20人で畑の計画を立て40品目位を選び、土を起こし、種をまいて、管理をしながら収穫します。 年間5000円の会費ですが、先日行われた3回目の収穫では大きな白菜2玉、白カブ4個、レタス2株、ラディッシュ3つ、サラダホウレンソウ両手いっぱい、サラダ春菊両手いっぱい、ルッコラ両手いっぱい、シソ、パクチー(笑)という。 この後も枝豆、ジャガイモ、ズッキーニ、カボチャなど…たくさんの収穫物が待っています!

参加者とのコミュニケーションから地域を深く理解することができ、お金に代えがたい価値があります。

2拠点生活で感じるゆとり

 

帯広で過ごすことで、土にふれ、人柄に触れ、都市とは違うサイクルで過ごすゆったりした時間は何にも代えがたいモノです。 

それだけでなく、私が一番感じているのは「環境ストレスからの解放」です。

ビルの谷間から見える空と、360℃広がる空の違いは言葉にするまでもありません。 夏は朝陽と共に起きて早朝から仕事をする、冬は日が暮れるのも早いので早寝する…。こんなリズムが動物的本能を呼び覚まし、心も体も元気にしてくれる気がしています。 

2拠点というバランス生活

 

2拠点生活の最も良い点は、インプットとアウトプットの「バランス」です。
多様な人がいて、町を歩くだけでも多様な情報が集まる東京は、多くの刺激を得て、知的好奇心を満たしてくれるインプットの場。自然や大地に抱かれ、ゆったりした時間が過ごせる北海道ではじっくり考えるアウトプットの場。 私にとって、どちらも大切で必要な場です。  

一方で、インターネットによる情報量は、2拠点を始めた10年前と比べ物にならないほど増え、以前より精度・確度も上がりました。また、SNSを通じてオンラインでも多様な人に触れられるようになってきたこと、テレワークにより仕事の幅が広がったことから、今後は更にローカルに重点を置いていこうかな?と思い始めているところです。 年齢、社会構造の変化、その時の仕事内容なども含め、拠点を上手に使い分け、フレキシブルに自分を変化させていくことができたら、人生は豊かだなぁ…と思います。

 ふるさとみつけ塾では、そんなみなさんと地域(ローカル)との出会いやきっかけをお手伝いできると良いなと思っています。

 

  Dialogue for Everyone(株) 
取締役 北村貴 

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