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2020.12.11

60歳で東京から北海道へ移住 「自分の決心を信じてその流れに逆らわない」/ 高村茂さん

セカンドキャリアとして、60歳で東京から北海道当別町へと移住をされた高村さん。その経緯や実際に移住した感想、そしてこれからの展望をお聞きしました。

【高村茂さん(63歳)プロフィール】ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
岐阜県岐阜市出身、大学から東京へ。
1984年理系大学院修了。都市計画・環境コンサルタント会社勤務
1990年株式会社日本総合研究所に転職
2012年株式会社富士通総研へ転職
2017年北海道石狩郡当別町スウェーデンヒルズ移住(妻と2人住まい、子供2人は東京)
2017-2019年テレワークで勤務継続 
2019年同社退社 個人事務所「新社会システム研究所」設立 
2020年4月北海道科学大学勤務
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東京から北海道へ移住した経緯を教えてください。

長年コンサルティング業務に携わりながら、東京の練馬区に20年以上住んでいましたが、家が古くなったこともあり、建て替えるのかどうか悩んでいました。同時に練馬区の夏の暑さ、そして夫婦揃って花粉症がひどかったため、その環境から脱出したいとの想いがありました。

そんな2014年10月、軽い気持ちで恵比寿で実施していたスウェーデンヒルズ説明会に参加しました。素敵な街があるなぁ、ここだったら、今までとは違う感じで暮らせるのでないかと思いました。これが第一印象です。ただ、その時はすぐには移住は決められず、その約1年後に、現地で体験宿泊を2回して、札幌との距離感や冬の当別町の暮らしを確認しました。最終的に移住したのは、2017年12月。説明会に行ってから、家を建てて移住するまでに約3年かかりました。

移住の際、仕事はどうされたのでしょうか。

移住を決めた時に、当時勤めていた会社(富士通総研)には、早めに報告しました。

ちょうど会社は働き方改革を進めたい時期だったこともあり、「管理職でもテレワークで滞りなく業務が出来るのか実証実験をやるという位置づけで、取り敢えず行ってみれば」との話になり・・・、ありがたいことに当時の仕事を継続したまま移住することが出来ました。

約1年半フルリモートワークで勤務した後、退社。その後、北海道でコンサルティング事務所を設立するも、首都圏と比べると圧倒的にマーケットが小さく、全く仕事をすることが出来ませんでした。その間、1年ほどは貯蓄を切り崩していましたのでこれはまずいなぁと思っていた矢先、たまたま北海道科学大学とのご縁があり、現在に至ります。

最後はラッキーでしたが、とりあえず行けばいいや、仕事も何とかなるだろうで移住してみたら、本当に厳しかったというのが本音です。

 

セカンドキャリアの職探しを経て、どのように捉え方は変わりましたか?

最初はコンサルティング業務に固執し、かつ移住しても給料は減らしたくないと職を探していました。しかし、そうは言っても仕事はありませんでした。そんな日々の中、徐々に考え方は変わっていきました。自分が北海道に来たのはなぜだったのか?自分が求めてやってきたのだから、北海道の生活の中で、何が幸せなのかということを考えなければいけないと。
大切にしたいものは何か?そこに軸足を移していくべきだと思うようになったのです。

実際に、東京時代と比べて、給料は圧倒的に減りましたが、他にもっと得るものがありました。その一つの例が睡眠時間。東京に住んでいた頃は平均睡眠時間が4時間でした。しかし移住してからは6時間と1.5倍にもなりました。通勤時間も、ほぼ半分の時間になりました。

そして、今は、19時頃には夕食を食べています。東京の頃は早くても20時、遅い時は22時頃の時もありました。東京時代と比べると、時間の余裕が出来、今は健康的な生活を送っています。収入だけではない、別の幸せの物差しを移住で手に入れることができたのです。

 

東京においても北海道においても、働く上で大事にしてきたことを教えてください。

家族を大事にすることはいつも根本にありました。管理職時代、子供の学校行事が平日だとしても全部参加してきました。そうすることで、他のメンバーも同じように行きやすくなる、それも考えていました。

また、私自身のモットーとして、皆が笑顔で気持ちよく働くためにはどうすれば良いのかを第一に考えてきました。例えば、夕方、上司が残っているとチームメンバーが帰りにくいということがあったので、一番先に帰るようにしていました。逆に朝は一番早く行って、出社してきたメンバーの顔を見て精神状態をチェックするにようにしていました。

奥様は北海道移住に賛成でしたか?

都心部の札幌まで電車で30分だったので、それで納得してくれたのではと思います。買い物や芸術・文化施設等が近いところにある、というのが2人の間の必須条件でした。

また、移住する時、現地のコミュニティに溶け込めるのかという不安は多くの人が抱えると思いますが、当時、移住先の街は、本州からの移住者が6割以上占めていました。人間関係の不安がない、それが妻にとっても心強い要素だったと思います。

移住してからの感想としては一つ、医療の点で不安があります。何か困ったら札幌の中心部までいかないと大きな病院がありません。それは老後、少し不安ですね。

 

定年後、何をされたいのかライフプランを教えてください。

65歳以降も働くかもしれません。具体的には定まっていませんが、その時に与えられた環境の中で、自分がやった方が良いと思うことを選択していきたいと思います。

その他、今後は若者に貢献することを何か出来たらなと思っています。

また、旅行が全く出来ていないので、北海道を回ったり海外旅行に行ったりしたいですね。

 

ここに至るまで周囲から様々な意見もあったかと思います。その中、ぶれずに意志決定するためには?

最初、「当別はめちゃくちゃ豪雪地域だぞ」「実際移住するとそんなに甘くない、やめた方が良いよ」と多くの方に言われました。そういった意見を聞いただけで移住をやめてしまう方もいるかもしれませんが、私は体験宿泊をして現地の環境を体感していただけに、なんとかなると思っていました。

自分自身で確認すること、自分で判断できる材料を多く入手することが大事だと思います。また、家族の意向をしっかり確認する事も大事です。

 

高村さんのように場を引き寄せるコツはありますか?

自分の決心を信じてその流れに逆らわないことです。

人生のシナリオは既に作られていてあらがっても無駄だなと、結局なるようにしかならないというのが根本にあります。

※高村さんのお話は地方共創セカンドキャリア塾 ワークショップ4回目でお聞きしたものです。当日の参加者のご感想はこちらをご確認下さい。
一歩を踏み出す秘訣『何事であれ、最終的には自分で考える覚悟がないと、情報の山に埋もれるだけである。』〜第4回ワークショップ開催〜

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